店主:観賞しました

女地獄、森は濡れた

2012年12月11日

はじめて観たパゾリーニは「ソドムの市」
共通するサド原作だけあって異国の巨匠に
そん色なく観た印象が同じです。
ポルノ映画 観に来るお客さんにはどう受けたか興味深く
にっかつロマンポルノの懐の深さを感じます

サントラ?に民謡がながれたり、主演の伊佐山ひろ子が
冒頭3日歩き通した姿が和服だったりでもパゾリーニ感は一緒です
倫理観がまるでないサドの原作はインパクトが強い事と思います

狂気を尽くすご主人様が終盤「…権力者のつまらぬ趣味で出来た文明に、
なんでオレが参加しなきゃならねんだ…」など哲学的な長台詞とか
女体盛りならぬ死体の男体盛りとか
原作にあるものなのか気になるシーンがいくつか
異常性行為中ピストルで頭跳ね血がピューっと吹出しは
当時の日本オリジナルを確信します

・東京国立近代美術館フィルムセンター
ロマンポルノなのでフィルムセンターでは女性専用シートが
最後方の左右に6席づつ設ける心憎いサービスでした
全体の入りは60%ほど


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